top of page

【部員厳選】京大「推し授業」まとめ【2018前期版】

  • くぼた
  • 2018年9月29日
  • 読了時間: 6分

お久しぶりです。くぼたです。

今回はタイトル通り部員に聞いた京都大学のおすすめの授業をまとめた記事となります。

9月も気が付けば残りわずかとなりました。もう後期の授業が始まっている大学もあれば、まだ夏休み中の方もいらっしゃるでしょう。

京都大学では先日後期の履修登録が始まり、京大生の方はどの授業を取ろうか日夜頭を悩ませていることかと思います。

そこで、そんな方のために京大生の部員たちが2018年前期に受けた授業の中で「面白かった!」、「タメになった!」と感じた「推し授業」をまとめてみました。

そのままの授業が後期にも開講されているとは限りませんが、ひとつの参考にしていただければと思います。

教授がやさしい、課題が割と楽、留学生と仲良くなれる。(腕筋)

高校の国語の授業が好きだった人はオススメ。 作品が案外面白い(前期は谷崎潤一郎と泉鏡花) 授業では谷崎がマゾヒストの脚フェチである点が繰り返し強調された。(腕筋)

​学生のコメントがモニターに流れるというニコニコ動画システムが特徴的。質問をコメントですぐにできるし、皆で質問の共有ができる。(なお、先生が質問に答える時間も十分設けられている) 授業で使うスライドはクラシスに事前に載せられるし、スライドも図が多くて分かりやすい。 そして先生が気さくで面白い。 神経科学を専攻する予定のない人でも十分楽しめる。(कबड्डी)

​The teacher is kind, classmates are all nice. You shouldn't hesitate to apply, this class doesn't require a high level at all the time. You may suffer from a large amount of homework.(Mago)

毎回の授業後に提出する課題により成績が決定されるため、期末レポートや試験を受ける必要がない。ただし、プログラミング未経験者には課題の内容がいささか難しく、120人超いた受講者が16人まで減少。後期には「続・統計入門」が開講されるが、内容は全く異なるものになる。(Mago)

​​自称方向音痴の講師による講義。鳥が太陽や星の位置を頼りに飛行する話から、講師があべのハルカスのトイレから出られなくなった経験談など、様々な内容をカバーする。生徒の遅刻には厳しめだが、「道に迷ってました」と言うと許してもらえる。なお、講師自身も道に迷ってしばしば遅刻する。(Mago)

​​とりあえず、先生が素晴らしい。ほどよい休講具合だがその休講情報が当日に出るのが珠にキズ。授業自体も現在国際的に起こっている問題を取り扱っているので取っつきやすく、先生の説明も分かりやすい。出席点もくれる。(gorilla)

先生の教養の広さと深さが凄い(先生はネコ派)。ウェイ系を親の仇のように皮肉を込めてディスるのでそういうのが嫌いな人は不向き。好きな人は大好き。授業では今まで深く知らなかった統合失調症やヒステリー、うつ病の症状や発症原因について学ぶ。生活の中でその知識が活きることは少ないかもしれないが、知っていて絶対損はない。(gorilla)

​​統合失調症やヒステリーの歴史を各時代の思想家の考えを通して学んでいく。高校倫理を学んでいれば学びやすい。(gorilla)

​​現代の発達した科学によって浮き彫りになった問題を科学的側面と哲学的側面の両面から考察するといった内容です。授業の形式としては先生が話をする中で生徒が自由に質問し、議論を重ねていくものです。かなり多くの生徒が積極的に質問していて授業の雰囲気も良かったです。哲学的な思索が好きな生徒はもちろん、これから科学の研究を行っていく生徒も科学を学ぶ上での心構えが学べるので、すべての生徒にオススメできる授業です。(くぼた)

​​グローバル化が声高に主張される昨今、「本当にグローバル化はこれからも進展していくのか?」とその風潮に一石を投じるのがこの授業です。今までのグローバル化はどのようにして進展してきたのか?現在の国際経済、政治はどうなっているのか?など、現代を生きる我々には決して無視できない様々な情報が得られます。大げさでなく世界のミカタが変わる授業だと思います。(くぼた)

​​近代言語学、構造主義哲学の始祖と言われるソシュールの講義を学生がまとめた『一般言語学講義』を通して言語学の基礎を学ぶという授業です。フランス語で書かれた原文を用いての講義になりますが、日本語訳も同時に配られ、先生からの解説もあるのでフランス語が分からない人でも問題ありません。言語学に興味がある人にはぜひ受けてもらいたいです。なお、先生の声量がやや控えめなので授業を受ける際は前の方の席に座ることをお勧めします。(くぼた)

​​月の満ち欠けってどんな形になるんだろう?、どんなものが電気を通すんだろう・・・一見なんてことない問題をみんなで議論し考えていく授業です。ついつい私たちがそんなの常識だろうと考えているようなことでも、いざ話し合ってみると思わぬ反論が返ってきたり考えもしない意見が飛び出したりして、いかに私たちが本当は知った気になっているだけで思考停止をしていたのかを気づかされます。『科学実験』において本当に大切なことは何なのかを身をもって学ぶことができます。科学を学ぶ生徒は当然ながら、所謂文系の生徒も(むしろそういう生徒こそ)『科学』の考え方を学べるという点で非常に価値があると思います。筆者はILASセミナーでこの授業を受けましたが同じ先生の『みんなの物理』という講義でもほぼ同じ内容で授業をしているそうなので興味のある方はそちらでぜひ。(くぼた)

​​『日本国憲法』と聞くとつい身構えてしまいますが、決して偏った内容ではなく、客観的な視点での講義なので安心してください。憲法の歴史などを通して、そもそも憲法とは何か、憲法は何を目的としているのか、日本国憲法の理念とその達成のために具体的に日本国憲法にはどのような内容があるのか、といったことを学ぶことができます。憲法改正の論議が盛んになっている現在、どちらの立場をとるにしてもこれらのことを学ぶことには大きな価値があるのではないでしょうか。(くぼた)

​​近代哲学の祖であるデカルト以後の哲学者、思想家の思想を順に追っていき、近代哲学において人の意識のはたらきとはどのようなものか、自我とは何なのかといったことがいかに扱われてきたのかを学ぶ内容です。近代全体を概観してどのような思想家がいたのかを学べるという点で、本格的に哲学を学ぶ上での入り口として最適であると思います。講義は配布されるレジュメ中心ですが、そのレジュメが非常に詳細かつ分かりやすい内容となっており、また授業内で自由に質問できるため初学者でもある程度ついていきやすいかと思われます。(くぼた)

どのような学問でも「論理」というものは絶対に必要です。どれほど発想や着眼点が優れていたとしても論理が不適切であれば意味がありません。この授業はその「論理」を学べる授業です。担当の先生は哲学が専門で、哲学的な論理のパラドクスなどの話も随所に交えられています。ちなみに先生は無類のジョジョ好きらしく、ジョジョを取り上げた哲学の論文を書いていらっしゃるので読んでみると雰囲気がつかめるかも知れません。(くぼた)

​​いかがだったでしょうか。後期開講も目前となりましたが、ちょっとした参考になれば幸いです。

また、他にも皆さんのおすすめの授業などがありましたらコメント欄やtwitterメールなどでぜひ教えてください。

今後も半期ごとにまた部員から推し授業を募集し発表していく予定ですのでお楽しみに!

(なお、実際に受けてみて「聞いていたことと違うぞ!」ということがありましても当方は責任を負いかねますのでご了承ください)

※この授業はMago氏のジョークであり実際にはこのような授業は開講されません

Commentaires


最新記事
アーカイブ
​カテゴリー
タグから検索
bottom of page